みやぎゼロカーボンチャレンジ2050戦略について
県では、宮城県環境基本計画(第4期)において「2050年二酸化炭素排出実質ゼロ」の目標を掲げたことを踏まえ、宮城県地球温暖化対策実行計画(区域施策編)等の4つの計画を整理・統合し、新たな計画である「みやぎゼロカーボンチャレンジ2050戦略(以下、「計画」)」を策定しました。
戦略の本文および概要版は こちら をご覧ください。
計画に定める目標
温室効果ガス排出量を2030(令和12)年度までに2013(平成25)年度比で50%削減します。
目標に対する進捗状況
2021年度の温室効果ガス排出量は17,141千t-CO2で、基準年度と比較して23.9%削減となり、計画値を下回り計画を達成しました。
前年度から3.6%増加しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けていた社会経済活動が回復に向かい、エネルギー消費量が増加したことが主な増加要因です。
※2022年度は速報値です。
目標達成に向けて取り組んでいる施策
- 再生エネルギー等の利用促進
- 事業者・住民の削減活動促進
- 地域環境の整備
- 循環型社会の形成
- 県の事務事業における排出削減
- 気候変動適応策の推進
8つの重点対策
- 需給一体型再生可能エネルギーの大量導入の促進
- ゼロエネルギー住宅・ビルの大量普及の促進
- 水素の利活用の更なる拡大
- カーボンニュートラルポート等の形成に向けた取組の促進
- 農山漁村地域における再生可能エネルギーの導入の促進
- 県有施設における率先垂範の実施
- 地域と共生した生可能エネルギーの導入を促進するための取組
- 太陽光発電パネルのリユース・リサイクル及び適正処理の促進
施策ごとの目標と進捗状況について
再エネ・省エネに係る目標設定の考え方は、こちら をご覧ください。
施策ごとの進捗状況
施策(1)再エネ等の導入促進
令和5年度の再エネ発電設備導入容量は2,807kW、再エネ導入量は40,421TJと計画を達成しており、基準年度から増加傾向で推移しています。
目標指標【1】:再エネ発電設備導入
目標指標【2】:再エネ導入量
【参考】エネルギー種別の再エネ導入量(電力利用)
目標指標【3】:水素の利活用

【FC商用車の例】

(1台路線運行中)

(6台運行中)

出典:環境省
施策(2)事業者・住民の省エネの推進
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けていた社会経済活動が回復に向かい、令和4年度のエネルギー消費量は増加に転じています。
目標指標:エネルギー消費量
施策(3)吸収源対策の推進
令和3年度及び令和4年度の森林等による吸収量は、令和2年度までの減少基調から増加に転じましたが、計画値を下回る結果となりました。
目標指標:森林等による吸収量
施策(4)循環型社会の形成
産業廃棄物については概ね順調に推移しています。一方、一般廃棄物については目標値に対してやや遅れている状況となっています。
目標指標【1】:一般廃棄物(排出量、リサイクル率)
目標指標【2】:産業廃棄物(排出量、リサイクル率)
施策(5)事務事業における排出削減
県の事務事業における2023年度の温室効果ガス排出量は67,096t-CO2で、基準年度と比較して21.5%削減しましたが、計画値を超過し未達成となりました。
施設の省エネ化や節電により電気使用量が減少した施設があった一方、真夏日、猛暑日の日数が過去最大となる記録的な猛暑に伴う夏期のエネルギー消費量の増加により、計画値を超過しました。
目標指標:県の事務事業における温室効果ガス排出量
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関連リンク集
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公式キャラクター紹介
みやぎゼロカーボンチャレンジ2050
公式キャラクター「へらすベア」

「へらすベア」プロフィール
- 名前の由来
「減らすべや」×「白くま」=へらすベア - 性格
温室効果ガスを減らそうと、方言で「減らすべや」と呼びかけます。
ダメだっちゃという決めつけではなく、減らしましょうという呼びかけでソフトにアプローチする優しい性格。
ロゴマーク

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