
皆さんこんにちは!「みやぎゼロカーボン学生アンバサダー」の五十嵐・久田・森田です。
今回私たちは、日常生活の中でできるサステナブルな取組を皆さんにお伝えするため、「みやぎゼロカーボンチャレンジ2050県民会議」の会員であるBOOK OFFさんに取材に行ってきました。BOOK OFFといえば、書籍をはじめさまざまな商品の買取・販売を行う全国的にも有名な企業。私たち学生や若い世代も利用しやすい、サステナブルなサービスを展開されているということで、学生アンバサダー3名が店舗にお邪魔してきました!
~「みやぎゼロカーボン学生アンバサダー」とは?~
「みやぎゼロカーボンチャレンジ2050県民会議」の活動に、学生による主体的な参画を促進するため、宮城県知事が委嘱した学生メンバーです!今年度は16名で活動中!
取材にご協力いただいた店舗
BOOK OFF SUPER BAZAAR イオン仙台店
取材にご協力いただいたスタッフの皆さん
佐々木さん、長嶺さん、増子さん
インタビュアー(学生アンバサダー)
五十嵐、久田、森田
学生アンバサダー久田:こちらの店舗ではどのような商品を扱っていますか?
長嶺さん:この店舗は、BOOK OFFの中でも一番多くの商品を扱う形態で、本やCD・DVD、ゲームソフトを中心に、洋服(靴も含む)、インテリア用品(食器、置物)、ホビー商品、電子機器など幅広く取り扱っています。


学生アンバサダー久田:以前この店舗に来たことがあり、新書、漫画などの本やCD・DVD、携帯端末やゲーム機などの電化製品の取り扱いがあることは知っていましたが、お皿やカップなどの食器類やインテリアとして飾る置物も取り扱われているんですね!今回初めてフロア全体を見て、そのレパートリーの豊富さに驚きました!
学生アンバサダー森田:商品の買取時には、値段がつかないものも無償で回収していると聞いて驚きましたが、どのような理由から回収を行っているのですか?
長嶺さん:当社の事業形態上、買取でお持ち込みいただいた中で商品にはできない状態のお品があったり、商品の中でもどうしても売れ残ってしまうものもあります。私たちは「廃棄物を増やし続けるべきではない」「社会の役に立ちたい」「地域に愛される会社でありたい」「お客さんに喜んでもらいたい」という考えの下で事業を行っており、環境問題への取り組みは企業として果たすべき責務であると強く認識しているので、誰かにとって不要なものでも、必要としている他の人に届けるために積極的に回収の取り組みを続けています。現在は、お客様のニーズに応えて、本だけでなく服や日用品など、取り扱うジャンルの幅を広げていっています。
学生アンバサダー森田:企業として、自社の利益を追求するだけでなく、出店した地域で愛されるか、お客様に喜んでいただけるか、という観点で環境問題の解決に取り組まれているのが素敵ですね!
学生アンバサダー五十嵐: そうした販売できない状態の商品や、売れ残ってしまった商品はどのように処理されていますか?
佐々木さん:本は全店舗で年間約2万8千トン(約60万本の森林資源に相当します)をリサイクルしています。回収した後は、古紙として段ボールや幼児用ドリルに再生しており、幼児用ドリルは店舗で販売しています。
CD、DVD、ホビーグッズ等は、プラスチックとしてリサイクル。さらに、衣服は年間5千トンを回収し、このうち90%はリユースを行っています。極力100%リユース・リサイクルをするように努めていて、衣服としてリユースできないものは使い捨てのウエス(工業用の機械などを手入れするための清掃布)や綿にリユース・リサイクルしています。
また、売れ残ってしまった衣料品や生活雑貨、ベビーグッズなどの商品は海外で販売しています。(東南アジアなどの海外では日本製の古着は大人気。BOOK OFF ではマレーシアやカザフスタンに「Jalan Jalan Japan(Jalan Jalan Japan – Pre-loved Goods from Japan)」という店舗を展開しています。)
学生アンバサダー五十嵐: そうした販売できない状態の商品や、売れ残ってしまった商品はどのように処理されていますか?



学生アンバサダー五十嵐:本は年間約2万8千トンもリサイクルされているんですね。もしかすると、BOOK OFFのリサイクルにより作られた紙を知らぬ間に使っているかもしれないですね!
学生アンバサダー久田:しかも、日本だけではなく、海外も含めて考えることで、国内ではリユースが難しいものでも、必要とする人がいる国で有効活用できるという点が、なるほど!と思いました。
学生アンバサダー五十嵐: 環境問題に取り組む企業として、私たち学生や一般の方に向けてメッセージはありますか?
長嶺さん:まずは、行動してみてほしいと思います。使っていないものを我々のようなリユース店に持ち込んでいただくことも、地球温暖化を食い止める小さな一歩にも繋がっていくので、経験をリユースやリサイクルを始めるきっかけにしていただけたら嬉しいです。
地球温暖化を何としても食い止めるために、お客様と一緒に環境を良くするための行動を増やしたい、広めたいと思っています。
学生アンバサダー五十嵐:私たちも自宅で使わなくなった物を持ち込むだけで、資源が循環するサステナブルな社会の実現に貢献できるんですね!学生は流行に敏感な世代なので、シーズンごとに新しい服や物を買う機会が多いと思います。だからこそ、不要になった時に捨てる選択をするのではなく、リユース・リサイクルに回すことが大切ですね。
学生アンバサダー久田: 今後はどのようなことに取り組んで行かれますか?
佐々木さん:買い取りのみを実施する店舗の拡大や、出張買取、お片付けサービスなどを広げ、リユース以外の総合窓口としても機能していくことを目指しています。その他には、小学生などの子どもを対象としたおしごと体験「ブックオフチャレンジャー」や、服飾専門学校の方とのコラボレーション(古着を活用したファッションショー等)など、地域と交流を深めるイベントを介して、まだリユースなどのアクションをしたことがない人への周知を行っていきたいです。

学生アンバサダー久田:地域の方と一緒に取り組むことはゼロカーボンの達成に向けて、とても大切ですね。ありがとうございました!
実際に学生アンバサダーが買取サービスを体験しました!
取材当日は学生アンバサダーが売ってみたいものとして、私物の本や服を持って行きました!
今回は利用しませんでしたが、店頭買取りの他に宅配買取や出張買取センター、店舗出張買取といった方法もあるそうです!
~店頭買取りの流れ~
1.買い取ってもらいたい物をカウンターに持ち込み
今回は本1冊、衣服6点を持ち込みました
品物と一緒に本人確認書類(免許証やマイナンバーカードなど)が必要になります。
2.買い取り金額の査定
本1冊ならその場で、衣服6点は15分ほどで査定金額が決定しました!
3.査定金額の確認と代金の受け取り
査定金額を聞いてから買い取りを断ることも出来るそうです!
本は1冊で10円、衣服は直接肌に触れるインナーを除いた5点で1100円という金額になりました!
値段がつかなかったインナーも引き取っていただけました
買取の様子はInstagramのリール動画でも紹介していますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください✨
まとめ
値段がつく、つかないに関わらず、「まずは不用品を持ち込んでいただきたい」という言葉が印象的でした。取材を通じて、中古品の買い取りと販売は、「ある人にとって不要なものが、誰かにとっては必要なものになる」という考えに基づく取組であることを理解することができました。このようなサステナブルな取組の積み重ねが、循環型社会の実現や地球温暖化対策につながるのだと思います。
今回初めてBOOK OFFの買取・回収サービスを利用しましたが、サイズや好みの移り変わりで着なくなった衣服5点を買い取ってもらうことができました。タンスの肥やしとなっていた衣服が現金に替わり、こんなにうれしいことがあるのか、と率直に驚きました!不要になった物で収納スペースが圧迫されている方は学生に限らず多くいらっしゃると思います。そんな方は、ぜひ一度BOOK OFFの買取サービスを使ってみてください!
今回、取材にご協力いただいた「BOOK OFF SUPER BAZAAR イオン仙台店」の佐々木さん、長嶺さん、増子さん、誠にありがとうございました!

※BOOK OFF SUPER BAZAAR イオン仙台店移転のお知らせ
BOOK OFF SUPER BAZAAR イオン仙台店は2025年1月31日(金)をもって閉店しました。
2025年2月21日(金)に「仙台クリスロード店」として移転オープン予定です!
詳しくはこちら▼
https://www.bookoff.co.jp/event/lp/grandopen_20550.html